水道橋博士「漫才の台本をアップ」「寄席を作る」ネットの新たな可能性
Q3.ブログにメルマガ。TVにはないネットの魅力とは?
■ペンは強し。オレも『メルマ旬報』で毎月10万字以上書いてます!
そういう意味でブログも芸能界で一番早く’97年から書き初めて、それから20年間365日1日も欠かさず書き続けているんですよ。野球でいえば衣笠(衣笠祥雄。元広島東洋カープ。2215試合連続出場の日本記録を樹立し、’87年に国民栄誉賞を受賞)みたいなもんですよ。でも、20年もやっているのに、その総ヒット数が、しょこたん(中川翔子)の一日に適わないっていう……(笑)。
一番最初にブログに参入して、20年やり続けているっていうのは結果論でしかないんですけどね。実は、変装免許証事件(’96年10月、免許証紛失を装って三度に渡り運転免許証を不正取得し書類送検された。取得の際の写真は毎度変装をした笑えるものだった)で謹慎期間になったときに暇で時間があったから、タイピングを覚えたからというのが、きっかけだったんです。
あとは自分たち(浅草キッド)の漫才が、テレビよりもネットの方が配信しやすいと思ってて。あの頃は。だから漫才の台本をアップしたりしてた。一時は、ネット上に寄席を作ろうとしてましたから。
文章が映像に勝るところってあるんですよ。だから、ブログもやるしTwitterもやるし『メルマ旬報』もやっているんです。毎回50万字以上、月3回配信してますから、膨大な量の文章を処理してますよ。
オレ自身も10万字以上、毎月、書いているし、とにかく新書10冊分くらいを毎月、作っている。それはもう寝る暇もないほど忙しいですよ。だから、芸人ってフィールドは別にテレビだけじゃないってことですよ。
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